Hawaiiの伝説
20歳の頃…Hawaiiに行ってノースショアのビーチで花びらが半分しかない白い話を見つけました。どの花を見ても花びらが半分しかないのです。
ハワイの花にはいろいろな伝説があります。そのひとつがナウパカの伝説。 この花は花弁が下半分しかなく、中央のめしべから上半分の花びらはまるでちぎられてしまったように咲いています。そんなことからこんな伝説が生まれました。
火の神ペレがあるとき若者に恋をしますが、好きになったこの若者にはちゃんと彼女がいました(この彼女がペレの妹という話もあります)。そのことを知ったペレは嫉妬し、怒り狂います。ペレの怒りを避けるために、若者は海へ、恋人の女性は山に逃げ二人は遠く引き裂かれることになってしまいました。
やがて二人が逃げた海と山のそれぞれに小さな白い花が咲きました。若者が逃げた海に咲いた花はビーチ・ナウパカ…。恋人の彼女が逃げた山に咲いた花はマウンテン・ナウパカとよばれています。それぞれの花はペレによって引き裂かれたように、今でも半分の花を咲かすことしかできず、この二つのナウパカの花を合わせると、二人の魂に導かれ、恋人達はきっと結ばれると言われています。
Hawaiiには色どり豊かな素敵な花が沢山ありますが…私は、このナウパカの伝説を知ってからは、よけいにナウパカの花が愛おしくなって…Hawaiiを訪れると必ずナウパカにごあいさつしています。
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